前回こちらの記事で、複雑なコードを譜面通り弾かなくてもいい。もっと大切なのは、複雑に見える譜面を単純化することだと書きました。
そのための方法を書きますね。
まず、譜面を見た時にその譜面をそのまま弾くのはもうやめましょう。これを読んでらっしゃる方の中にも、経験のある人がいると思います。せっかく弾けるようになったはずなのに、1ヶ月たつともう忘れていて弾けなくなっている。
これはどうしてなのでしょうか。
これは、その譜面の理屈が分かっていないからです。ああ、この作曲者はこういう意図でこの曲を作ったんだなって、その部分が分かれば、その記憶は強烈に脳に定着します。
反対にその理屈が分からないで、ただ、譜面を一生懸命見て弾いても、その時は弾けても、あとからすぐに弾けなくなってしまいます。
この理屈をつけて覚えるためには、まず、譜面に自分で手書きでコードを足すことです。
例えば有名なクラシック曲のアヴェ・マリア。
譜面は旋律だけだとこんな感じです。
これに、こんな風にコード進行を自分の耳を使って書き込みましょう。
これがどういう理屈でこういう感じになっているのかは、次回説明しますね。まずは鉄則として!まっさらの譜面で弾いてもすぐに忘れてしまいます。必ずコード進行を書き込んで、今自分は何のコードを弾いているのかというのを必ず意識しましょう。
これは、大人のピアノを始める人のすごいアドバンテージです。子供にはそういうことはなかなか難しいです。大人だからこそ、こういう作業ができます。
耳コピのやりかたも、別記事でいずれじっくり書く予定ですが、今現在耳コピがまだ出来ない人は(必ずできるようになります)、このようなコード進行が書いてある楽譜を買うようにしましょう。
これは鉄則です。
真っ白なコード進行の書いていない楽譜で大人のピアノをやると、上達のスピードが20年は違ってきます。
ではまた次回♪